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2018年03月10日

ラーメン構造と壁式構造

ラーメン構造は、柱と梁が剛接合されて構成される基本的な構造です。ラーメンはドイツ語で「フレーム」を意味します。床スラブにかかる固定荷重や、風力・地震力などを、梁・柱を介して、基礎・地盤へと伝達します。非常に安定した構造で、開口部や平面計画などで設計の自由度が高く、鉄骨造・鉄筋コンクリート造ではラーメンが基本的な形式なります。靱性に優れ、高層ビルでよく採用されます。
壁式構造は、基本的には耐力壁を主体とした構造形式です。壁量を確保するため、耐力壁が多くなります。ラーメン構造では柱梁のフレームで、鉛直荷重を支持するのに対し、壁式構造では壁で支持します。変形能力はラーメン構造に比べて小さく、強度によって耐震性を確保します。梁形が出ないので室内の使い勝手がよく、施工時の型枠加工が容易です。一方、開口部の制限、柱や梁の納まりには注意を要します。原則として、地上階数は5階まで、軒高は20m以下、各階の階高は3.5m以下といった規定(告示1026号)があります。
さらに、壁式ラーメン構造というものもあり、これは鉄筋コンクリート造ラーメン構造と耐力壁を組み合わせた構造です。主に集合住宅で用いられます。開口部の少ない長辺方向に耐力壁を設け、開口部を設ける方向には梁を配置します。壁式構造が原則5階建までとするのに対し、15階以下の建物まで採用が可能となります。i

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