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2017年09月30日

断熱材について

建物の、室内環境を整えるために、断熱材を使用します。
今回は、代表的な断熱材を比較してみたいと思います。

断熱材は、繊維系と発泡樹脂系に分けられます。
繊維系は、ガラス・鉱物・木質など種類があり、それらが繊維状に絡み合い、その間にできた空間に空気を閉じこめます。
発泡系は、ポリスチレンやポリウレタンなどの、プラスチック性の材料の中に、空気を閉じこめて断熱をします。
繊維系はグラスウール、発泡系はウレタンフォーム吹付を例に挙げて、比較してみたいと思います。
熱伝導率を数字にしてみると、グラスウールは0.038W/(m・k)、ウレタンフォーム吹付が0.035 W/(m・k)となっており、数字としましては、あまり変わりません。この数字が小さくなればなるほど、熱を通さなくなります。
防音・吸音性は、グラスウールの方が、若干優れてます。
透湿抵抗性に関しては、ウレタンフォームが優れてます。
価格としましては、延床面積40坪程度の住宅の場合、グラスウールが25~30万円程、ウレタンフォームが65~75万円程度となっておりますが、グラスウールは隙間なく壁の中に充填するのが難しく、施工レベルにばらつきが生じます。加えて、一度濡れてしまうと、全ての性能が著しく低下してしまう性能となってしまっています。一方、ウレタンフォームは、専門の業者さんが、隙間なく施工できるので、長期的な断熱効果が期待されます。

断熱材は、住宅の場合、必ず施工する事が多いので、断熱材に関して知っておくことも大事ですが、設計の際に、断熱材のみに頼らず、地熱や居室の配置の仕方によって空気層を作り出し、自然の力で断熱するという方法も考えていきたいと思います。

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