戸について

2017.02.24

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建具とは、建築物の開口部に設けられる開閉機能を持つ仕切りで、出入り口を仕切る戸は、居室のプライバシー性や、環境を整えるのに、必要不可欠な物です。
ちなみに、現状存在する日本最古の扉は、法隆寺金堂の扉で、高さ3m・幅約1m・厚さ約10cmの桧の節無しの一枚板の開き戸となっています。現状存在するということだけで、旧石器時代の竪穴式住居の出入り口にも、仕切りがあったので、遙か昔から、戸は存在していたこととなります。

建具も、外と内、内と内の空間を仕切るというように、仕切り方によって、効果が変わってきます。平安時代などは、内壁のない大きな空間で暮らして居た為、外と内とを仕切る建具はあったものの、内と内、すなわち、プライバシー性や自分の居場所を作り出す為には、屏風や几帳・簾などで仕切っていました。
ですが、現代では、生活の仕方が大きく変わったので、各居室はしっかりと区切られ、その出入り口も戸が付くようになっています。

その戸ですが、代表的な物は、開き戸と、引き戸があります。開き戸は引き戸に比べ、気密性が高く、音漏れや隙間風が少ないですが、開閉するのに体を大きく動かす必要があり、開閉範囲には、物が置けないなど、デットスペースが多くなってしまうという、デメリットがあります。引き戸は、その逆で、デットスペースは少ないですが、隙間ができてしまいます。ですので、それぞれの特徴を生かして、各居室に合った戸を計画していかなければいけません。例えば、リビングなど大きく空間を使用したい部屋には、デットスペースを多くしない為にも、引き戸を使用するのが適していると思います。
また、人が自然に出入りする事のできる動線を考えて、戸の開く方向や、ドアノブの位置を計画していくことも大切です。

戸の機能も大切ですが、建物や内装に合った建具のデザインも重要で、建具に枠を付けずにシンプルにスッキリしたように見せ、壁の一部として見えるように壁と同じ仕上げをした戸にするなど一体感のある建具のデザインを実現させていきたいと思います。 yoshida

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