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機能と美と楽しさ

先日、お引き渡しをさせていただいたお施主様より、お便りをいただきました。内容はというと、本当に、想像以上に住み心地、使い勝手が良く、何よりも毎日の暮らしが楽しくなりました。といった、とてもうれしいお便りでした。
実は、このような内容のご意見は、お引き渡し後に多く、どうも当初のイメージから、使い勝手や住み心地は良くないだろうと、覚悟して住まわれていたようです。
もう少し、最初のお話を気をつけなければいけないのかと、反省していますが、その一方、写真や見学会では見えない住み始めてからのことが多いので、このような思いなられるのではないかと思います。
私が設計をする際気をつけることは、機能を充足、建築物としての美しさ、内部空間の美しさ、納まりの美しさ、日々の生活の楽しさを念頭に設計をし始めるわけですが、どうしても、機能と美や楽しさ(無駄なもの)というのは、相反してしまいます。そこで、その相反する問題を解決するために、アイディアや、革新的な考え方で、機能との両立、楽しさの実現、美しさのたたづまいをもたせるよう、頭を悩ませることになります。その過程に、施主様との検討や、話し合い、このプロセスが楽しくも有り、やりがいを感じることでもあります。機能美という言葉がありますが、革新性無くして、機能美は実現をできないのではないかと近頃つくづく実感しています。先人たちが頭を悩ました軌跡をたどりそこをさらに掘り下げることを、今を生きる設計者が実践していかなければいけないと思います。それを施主様の深い理解のもと実現していける現在の環境はとても幸せなことであると痛感します。さらに機能と美と楽しさのあふれる建築をこれからつくっていきたいと思います。  usami

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