設計事務所の役割

2009.01.23

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去年の暮れくらいから、若い方(独立前の方や、卒業後の進路の相談、就職前の方など)と話す機会多くなってきています。その時によく聞かれるのが、どのように設計をしているか、どのように発案していくか、など、自分の頭の中のことを聞かれます。言葉で説明すると、誤解して受け取られがちな内容なだけに、悩みます。そして、自分たちは、どういった勉強や、設計をしていけばよいか、という相談も同時に受けます。そのような相談を受ける立場になったことは、非常にうれしく思うのですが、同時に間違ったことを言ってはいけないというプレッシャーも感じます。そんな時、思い出すのは、大学時代の恩師の言葉と、社会人になってから尊敬している師匠の言葉が、思いおこされます。
まず、学生時代や、学びの時期によく言われたことは、良い設計を真似ろといわれました。そこから、自分のオリジナリティーが生まれてくる、と。
自分で創り出せない間は、独立はすべきではない、と強く言われた覚えがあ
りますし、その言葉は忘れないようにしています。
師匠の言葉は「社会に楔(くさび)を打て」でした。
少し激しい言い方なので、誤解をしていただきたくないのですが、そもそも
建築家の仕事は、新しい住まい方の提案、住むことや、使うことへの究極
の探求、価値観の創造、をしていくことなので、従来の考え方、既成概念と
の衝突は免れないところがあります。これを忘れたり、模倣の連続で終わっ
てしまったとき、建築家の終わりだと、よく言われてましたし、今まさにそ
のように思います。
どういった設計をすれば良いかということは、自分自身で見つけるしかない
のですが、ただ単に真似をするのではなく、そこから先に何があるのかを十分考えてから、目標とする設計を模倣して、自分なりの答えを一つ一つもっていくことが大切です。それが、積み重なり自分の力となるのではないかと思います。
自分自身もその途中の過程だと思っていますし、そこをクライアントと一緒
に検討したり、悩んだりすることがこの仕事の楽しいところでもあると思います。

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ストーリーのある、モノづくり。

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