重ね切妻の家

kasanekirituma no ie

柔らかに外部と内部を
つつみ込む住まい

岐阜県の伊吹山のいぶきおろしという天候の影響のうけるひらけた、2方向道路に囲まれた、閑静な住宅地に敷地は位置します。
昔ながらの住宅が多く、気候は、冬には伊吹おろしなどの影響もあり雪が比較的雪の多い地域になります。
開放的な敷地であるがゆえに、適度にプライバシーを確保することが求められ、適度に周辺環境へ開いて行く事が求められた。
そこで、住空間のボリュームを大きく2つに分け、大きな切妻の屋根を二つ架構して、その二つのボリュームの隙間に半外部空間となる中庭空間を計画した。その中庭空間をおおらかな切妻で覆うことによって天候を気にしないでくつろげる第二のリビング空間を創り出しました。この切妻の屋根には大小の開口部を設けることによって、光、風、気配、天気を取りこむこととした。
内部の表しの構造をこの中庭空間にも配置することによって、視覚的に内部との連続性を計画した。
外部空間を物理的に積極的に内部空間に取り込むこと、内部スケール、外部スケールの融合を果たす為の中庭空間を実現しています。
本来、単調になりがちな、コの字の平屋の中庭構成を外部へとつながる軒裏が空高くつながるようなすまいとしています。
内部、外部を気にする事無く、自然を身近に感じられるすまいを目指した。

岐阜県羽島市 / 木造平屋 / 敷地面積303.50㎡ / 建築面積175.31㎡ / 延床面積171.81㎡ / 2016年

2017年 グッドデザイン賞受賞
2019年 ウッドデザイン賞 受賞

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