柔光の家

jyuukou

外カーテンからの
柔らかい日差しのリビング

住空間が柔らかな布に覆われたプライバシーが確保されて、光につつまれた風通しの良い空間がつくる事はできないか?クライアントの要望も来客が多く、開放的なパブリックスペースを設けてほしいというものであった。
通常、内部の開口部に設置するカーテンを外部の4方向にぐるりと覆い、4方向の構造は3本のRCの柱により解放をし、ガラスによって外部との境界を設けました。
このガラスと外カーテンの間の空間は雨がかからないプライバシーの確保された断熱性能のある犬走り空間が4方向を取り囲む。このバッファーゾーンが1Fの居室空間の境界をあいまいなものとし、周囲の街へと連続する空間をつくりだします。また、隣接した周辺建物への光環境、風環境の配慮からも、この通気性の高い外部カーテンとバッファーゾーンが大きく貢献する事になります。
一転して2Fの居室はプライバシ性の必要性の高い居室が多い為、周囲とはあえて閉ざす構成とし、天井高さも2.3Mと1Fより250mm抑える事によって、落ち着きのある空間としました。
1Fは水平方向の街へ、2Fは上部空へとつづく無限の空間へとつながっていく、柔らかな光につつまれた住空間がつくられました。

愛知県一宮市 / RC+木造2F / 住宅 / 敷地面積517.36㎡ / 建築面積142.13㎡ / 延床面積144.07㎡

2018年度 グッドデザイン賞 受賞
2015年度 住まいの環境デザインアワード2015 入賞

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