Beans
beans
透明な皮膜とそれぞれのコアが
織りなす空間
仕事をフリースペースで行い、その空間を透明な皮膜で包み込み、打ち合わせ、水回り、などの所要室を四角いコアで構成をし、その隙間を中間領域として捉え、動線、視線の広がりを狙い隙間を設けた。このコアの上部はロフト空間として、仕事もできるフリースペースとして解放することによって、従来にはない風通しの良いワークスペースとして提案をする。大きな容積の空間を上部に伸びやかに空間構成することによって、より解放的で仕事のしやすい空間とした。季節的に冷房、暖房効率は、この透明の皮膜がしっかりと遮熱を果たしてくれ、季節によっては、外気も全て事務所全体に取り入れることができる構造としている。打ち合わせなどの所要室は遮蔽された空間となるため、小さな小窓を取り入れることによって、人の気配などは感じ取れるよう配慮した。この皮膜空間とコアの隙間の中間町域は、路地のような空間となり、今後様々な使い方の可能性が広がるよう計画をした。
愛知県名古屋市 / W造 / 建築面積259.75㎡ / 延床面積186.55㎡
2020年 JCDデザインアワード